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ISOにおけるリスク及び機会への取り組み方|基本プロセスから規格別の具体例まで

経営リスクナビ編集部

ISO認証の運用において、「リスク及び機会への取り組み」という要求事項にどう対応すべきか、具体的な進め方に悩む担当者の方も多いのではないでしょうか。この概念は、組織の目的達成に影響する不確かさを管理するための重要な考え方ですが、抽象的で実務に落とし込みにくい側面もあります。単なる文書作成で終わらせず、実効性のあるマネジメントシステムを構築するためには、その本質とプロセスを正しく理解することが不可欠です。この記事では、ISO規格で求められる「リスク及び機会」の基本的な定義から、特定、評価、対応という一連の具体的な取り組みプロセス、そして管理を形骸化させないためのポイントまでを分かりやすく解説します。

ISOのリスク及び機会とは

「リスク及び機会」の定義

ISO規格における「リスク及び機会」とは、組織の目的達成に影響を及ぼす不確かさと、それによって生じる望ましい結果と望ましくない結果の両方を指します。一般的にリスクは危険や損失といったマイナスの事象と捉えられがちですが、ISOではより広い概念として定義されています。

「リスク及び機会」の基本概念
  • リスク:組織の目的に対する「不確かさの影響」そのものを指します。
  • 影響:期待される結果からの乖離のことで、業績悪化のようなマイナスの影響と、予想以上の受注のようなプラスの影響の両側面を含みます。
  • 機会:リスクのプラス側面を積極的に捉え、組織の成長や改善につなげるための好機を意味します。

例えば、新たな法規制の導入は、対応コストを伴う「リスク」です。しかし、他社に先駆けて規制適合製品を開発できれば、新規市場を開拓する「機会」に転換できます。このようにリスクと機会は表裏一体の関係にあり、これらを包括的に捉えることが、変化の激しいビジネス環境で持続的に成長するための基盤となります。

なぜ「リスクベース思考」が求められるか

ISO規格で「リスクベース思考」が求められるのは、変化の激しいビジネス環境において、組織が意図した結果を確実に達成するためです。現代の企業経営は、予測困難な不確実性に常に直面しており、固定的なルールに従うだけでは対応できません。

リスクベース思考は、組織の目的達成を阻害する要因(リスク)と促進する要因(機会)を継続的に特定し、事前に対策を講じる考え方です。この思考法を導入することで、組織は受動的な問題解決から能動的な予防処置へと転換できます。

リスクベース思考の主なメリット
  • 予防的な管理:問題が発生してから対応するのではなく、潜在的なリスクを予測し、未然に防ぐ文化が醸成されます。
  • 資源の効率的配分:すべての事象に同じ管理を行うのではなく、リスクの大きさに応じて優先順位をつけ、限られた経営資源を重要な領域に集中できます。
  • 機会の創出:不確実性を単なる脅威と捉えず、事業成長の機会として積極的に活用する戦略的な視点が養われます。
  • 意思決定の質の向上:客観的なリスク評価に基づくことで、場当たり的でない、合理的な意思決定が可能になります。

結果として、リスクベース思考は組織のガバナンスを強化し、継続的改善を推進する強力なエンジンとなります。

一般的な「課題」との違い

ISO規格における「リスク」と、日常的に使われる「課題」は、似ているようで明確に異なる概念です。これらを区別することで、より論理的なマネジメントが可能になります。

「課題」が現在認識されている理想と現実のギャップであるのに対し、「リスク及び機会」は、その課題を起点として未来に起こりうる不確かさの影響を指します。つまり、両者には時間的な差異が存在します。

項目 課題 リスク及び機会
時間軸 現在 未来
性質 認識されている事実や理想とのギャップ 課題から派生しうる不確かさの影響(プラス・マイナス両面)
具体例 「従業員の高齢化が進んでいる」という事実 「技術継承が断絶する」というリスク、「業務標準化を進める」という機会
「課題」と「リスク及び機会」の比較

思考の順序としては、まず自社を取り巻く環境を分析して「課題」を特定し、その課題から将来どのような「リスク」や「機会」が派生するかを導き出します。この区別により、目先の問題対応と将来への備えを整理し、戦略的な計画を立てることが容易になります。

取り組みの基本プロセス

ステップ1:リスクと機会の特定

リスクと機会への取り組みは、組織の目的や内外の課題、利害関係者のニーズを基に、潜在的なリスクと機会を網羅的に洗い出すことから始まります。この最初のステップでの洗い出しの質が、その後のマネジメント全体の精度を左右します。

特定作業を効果的に進めるには、経営層だけでなく、各部門の現場担当者も巻き込み、実際の業務プロセスに沿って検討することが重要です。例えば、製造業の受注から納品までの各工程に潜むリスク(機械故障、材料遅延など)を具体的に把握します。重要なのは、マイナスの脅威だけでなく、そこから生まれるプラスの機会も同時に特定することです。厳しいコスト要求というリスクは、生産プロセスを見直して歩留まりを改善する機会にもなり得ます。

ステップ2:リスクの分析と評価

特定したすべてのリスクと機会に同じように対応することは非効率なため、客観的な基準で分析・評価し、対応の優先順位を決定します。このプロセスにより、経営資源をどこに集中すべきかが明確になります。

リスク分析・評価の手順
  1. リスクの分析:特定したリスクごとに、「発生する確率」と、発生した場合に事業へ与える「影響の大きさ」の2つの軸で分析します。
  2. リスクの算定:一般的には「発生確率 × 影響度」でリスクの大きさ(リスクレベル)を算出します。
  3. リスクの評価:算出したリスクレベルを、組織としてあらかじめ定めた「リスク受容基準」と照らし合わせ、対応が必要かどうかを判断します。

このプロセスを通じて、早急な対策が必要な重大リスクや、積極的に活用すべき有望な機会が可視化され、合理的な対応計画の立案へと進むことができます。

ステップ3:対応策の計画と実施

リスクの評価結果に基づき、具体的な対応方針を決定し、それを組織の日常業務に組み込んで実行します。対応策は、リスクの性質や組織が持つ資源を考慮して選択する必要があります。

マイナスの影響をもたらすリスクへの対応には、主に以下の4つの方法があります。

主なリスク対応方針
  • リスク低減:発生確率や影響を小さくするための予防策を講じる(例:手順の標準化、セキュリティ対策)。
  • リスク回避:リスクの原因となる活動自体を中止する(例:不採算事業からの撤退)。
  • リスク移転:保険加入や外部委託により、影響を第三者と共有する。
  • リスク保有:リスクを受容可能と判断し、特段の対策はとらず監視を続ける。

一方、プラスの機会に対しては、新規市場への参入や新技術の採用といった積極的な投資計画が考えられます。いずれの場合も、「誰が」「いつまでに」「何を行うか」を明確にした行動計画を策定し、既存の業務プロセスに統合することが、確実な実行の鍵となります。

ステップ4:有効性の評価と見直し

対応策を実施した後は、その取り組みが意図した効果を発揮しているかを定期的に評価し、必要に応じて見直します。計画を実行しっぱなしにせず、結果を検証して次の改善につなげるPDCAサイクルを回すことが、マネジメントシステムの実効性を高めます。

有効性の評価は、内部監査やマネジメントレビューなどの機会を通じて行われます。例えば、クレーム削減策を導入した場合、その後のクレーム発生件数の推移を定量的に測定します。期待した効果が得られていない場合は、原因を分析し、計画を修正します。

また、ビジネス環境は常に変化するため、過去に評価したリスクの大きさや対応策の妥当性も変化します。新たな競合の出現や法改正といった外部環境の変化に対応し、継続的に評価と計画を見直すことで、組織は変化に強い経営体質を構築できます。

リスク評価で陥りがちな注意点と形骸化させない工夫

リスク評価のプロセスで最も陥りやすいのは、文書作成そのものが目的化し、マネジメントが形骸化してしまうことです。膨大なリスクリストの作成に疲弊し、肝心な対策の実行や効果検証が疎かになるケースは少なくありません。

これを防ぎ、リスクマネジメントを実質的な活動にするためには、いくつかの工夫が必要です。

形骸化を防ぐための工夫
  • 焦点の絞り込み:事業規模に見合ったシンプルな評価基準を用い、影響の大きい重要なリスクに焦点を絞って管理する。
  • 現場の巻き込み:リスク評価を推進担当者だけの作業にせず、各部門の現場責任者を交えて実務に即した議論を行う。
  • 経営との連動:定期的な会議で事業環境の変化とリスク状況を共有し、経営陣がリソース配分を機動的に判断する仕組みを構築する。
  • 生きたツールとして運用:リスク台帳などのツールを、一度作って終わりではなく、状況変化に応じて更新し続ける。

特定・評価の代表的な手法

組織内外の課題を整理するSWOT分析

リスクと機会を構造的に特定するための代表的な手法として、SWOT分析が広く活用されています。これは、組織の状況を「内部環境」と「外部環境」、そしてそれぞれを「プラス要因」と「マイナス要因」に分類して整理するフレームワークです。

プラス要因(好影響) マイナス要因(悪影響)
内部環境(組織がコントロール可能) Strengths(強み) Weaknesses(弱み)
外部環境(組織がコントロール困難) Opportunities(機会) Threats(脅威)
SWOT分析の4要素

SWOT分析の真価は、これらの4要素を掛け合わせて分析(クロスSWOT分析)することで、戦略的な示唆を導き出せる点にあります。例えば、「自社の高い技術力(強み)」と「環境配慮型製品への需要拡大(機会)」を組み合わせれば、新製品開発によるシェア拡大という具体的な機会活用策が見えてきます。逆に、「人材の高齢化(弱み)」と「デジタル化の遅れ(脅威)」が重なれば、競争力低下という重大なリスクが浮かび上がります。このように、内部と外部の状況を交差させることで、複合的なリスクと機会を特定できます。

継続的な管理に役立つリスク台帳

特定したリスクと機会を組織内で共有し、その対応状況を継続的に追跡・管理するための実務的なツールが「リスク台帳」です。これにより、担当者の異動などがあっても情報が失われることなく、属人化を防ぎ、一貫した管理を可能にします。

リスク台帳は、個々のリスクや機会について、評価結果から対応計画、進捗状況までを一元的に管理する一覧表です。経営層はこれを見ることで、組織全体のリスク状況を正確に把握し、客観的なデータに基づいて経営判断を下すことができます。

リスク台帳の主な管理項目
  • リスク・機会の具体的な内容と発生源
  • 発生確率と影響度の分析結果、リスクレベルの評価
  • 対応方針(低減、回避、移転、保有など)
  • 具体的な対応計画(担当者、期限を含む)
  • 対応策の進捗状況と有効性の評価結果

リスク台帳は一度作成して終わりではなく、事業環境の変化に応じて常に最新の状態に保つ「生きたツール」として運用することが極めて重要です。

主要規格における具体例

ISO9001(品質)のリスクと機会

ISO9001(品質マネジメントシステム)では、顧客満足の向上製品・サービスの適合性という目的を軸に、リスクと機会を捉えます。プロセスの安定性を脅かす要因を管理し、品質をさらに高める可能性を探ることが中心となります。

  • リスクの例:特定の熟練作業者に技術が依存している状況(属人化)は、その作業者の不在時に品質低下や納期遅延を引き起こすリスクとなります。
  • 機会の例:属人化というリスクへの対策として、作業手順の標準化やデジタル検査装置の導入を進めれば、誰が作業しても品質が安定する機会へとつながります。また、顧客からの厳しいコスト要求(リスク)を機に生産プロセスを改善すれば、企業の価格競争力を高める機会となります。

ISO14001(環境)のリスクと機会

ISO14001(環境マネジメントシステム)では、組織の活動が環境に与える影響や、環境の変化が組織に及ぼす影響を管理し、環境保護と順守義務の達成を確実にする視点で検討されます。

  • リスクの例:異常気象による工場浸水とそれに伴う有害物質の流出リスクや、環境規制の強化に対応できず市場評価を失うリスクが挙げられます。
  • 機会の例:省エネルギー設備への投資や再生可能エネルギーへの転換を進めることで、長期的な運用コストを削減する機会が生まれます。また、環境負荷の少ない新製品を開発すれば、環境意識の高い新たな顧客層を開拓する機会となります。

ISO27001(情報セキュリティ)のリスクと機会

ISO27001(情報セキュリティマネジメントシステム)では、情報資産の「機密性、完全性、可用性(CIA)」を維持することを目的とし、情報漏洩やシステム停止などの脅威から組織を守る観点でリスクと機会を特定します。

  • リスクの例:外部からのサイバー攻撃による顧客データの流出や、ランサムウェア感染によるシステム停止は、企業の信用を失墜させる致命的なリスクです。リモートワーク環境でのセキュリティ不備も重大なリスクとなります。
  • 機会の例:強固なセキュリティ対策を講じることで、場所を選ばずに安全に業務を遂行できる柔軟な働き方を実現する機会が生まれます。また、高いセキュリティレベルを取引先に示すことができれば、それが競争優位性となり、新たなビジネスを獲得する機会につながります。

ISO31000との関連性

リスクマネジメントの国際規格ISO31000とは

ISO31000は、あらゆる組織が効果的なリスクマネジメントを実践するための原則とガイドラインを提供する国際規格です。ISO9001などのように第三者が審査して認証する「認証規格」ではなく、組織が自社のリスク管理体制を構築・改善するための手引書として位置づけられています。

この規格は、リスクを単なる危険ではなく「目的に対する不確かさの影響」と広く定義しており、事故防止といった守りの活動だけでなく、価値創造や機会の最大化といった攻めの経営戦略と結びつくことを示しています。

ISO31000が提供するもの
  • 原則:リスクマネジメントが効果的に機能するための基本的な考え方。
  • 枠組み(フレームワーク):組織全体にリスクマネジメントを統合するための構造。
  • プロセス:リスクの特定から分析、評価、対応に至るまでの一連の手順。

ISO31000を活用することで、組織は変化に適応するための強靭な意思決定基盤を築くことができます。

各マネジメントシステム規格との位置づけ

ISO31000は、ISO9001(品質)やISO14001(環境)といった個別のマネジメントシステム規格を横断的に支える、共通の思考基盤として機能します。各規格で求められる「リスク及び機会への取り組み」を、どのような考え方と手順で進めるべきかという具体的な方法論を提供します。

ISO31000を全社的な標準として導入することで、品質、環境、情報セキュリティなど、分野ごとに異なっていたリスク評価の尺度を統一し、「共通の言語」で比較検討できるようになります。これにより、経営層は組織全体のリスクを俯瞰し、より合理的な経営判断を下すことが可能になります。

規格 位置づけ 目的
ISO31000 全体戦略の指南書(ガイドライン) 組織横断的なリスクマネジメントの枠組みと原則を提供する
ISO9001/14001/27001など 個別分野の実践書(認証規格) 品質・環境・情報セキュリティなど特定分野の管理ルールを定める
ISO31000と各マネジメントシステム規格の関係

よくある質問

特定したリスクと機会はすべて文書化すべきか

ISO規格は、特定したリスクと機会のすべてを文書化することを必須とはしていません。規格が重視するのは、リスクベース思考を業務プロセスに適用することであり、文書作成そのものが目的ではないからです。

しかし実務上は、組織の目的達成に重大な影響を及ぼす重要なリスクと機会については、文書化しておくことが強く推奨されます。文書化により、担当者が代わっても対応の一貫性を保つことができ、後から有効性を評価する際の客観的な記録にもなります。管理負担を不必要に増やさないためにも、影響の大きい核心的なものに絞ってリスク台帳などにまとめるのが、実効性の高い運用方法です。

リスクと機会の見直しはどの頻度で行うか

見直しの頻度は規格で具体的に定められていませんが、「定期的」かつ「状況の変化に応じた随時」の見直しが求められます。ビジネス環境は常に変化するため、一度評価したリスクや機会もそれに合わせて更新する必要があります。

見直しのタイミング
  • 定期的見直し:マネジメントレビューや事業計画策定のタイミングなど、年に一度のサイクルで全体を再評価する。
  • 随時見直し:大規模な自然災害の発生、重大な顧客クレーム、新規システムの導入など、事業に大きな影響を与える変化があった場合に、直ちに該当するリスクと機会を再評価する。

この両輪を回すことで、マネジメントシステムを常に現状に適合させることができます。

「機会」への取り組みにはどんな例があるか

「機会」への取り組みとは、組織の目的達成を促進するための積極的な行動を指します。多くの場合、リスクへの対応や外部環境の変化を事業成長の好機として捉えることから生まれます。

機会創出のパターン例
  • 課題解決型:取引先からの厳しいコスト削減要求(リスク)に対し、製造ラインの自動化で対応した結果、生産性が向上し、他社に対するコスト競争力(機会)を獲得する。
  • 戦略創造型:環境規制の強化(リスク)を先取りし、環境配慮型の新製品を他社に先駆けて開発することで、新たな顧客層を開拓し、ブランド価値を向上させる(機会)。

このように、目の前の脅威を乗り越える過程で組織の体質を強化したり、社会の変化を新しいビジネスモデルの構築につなげたりすることが、機会への実践的な取り組みです。

文書化しない場合、審査でどう説明すればよいか

文書化された記録がない場合、審査では担当者が自らの言葉でリスクと機会への対応プロセスを論理的に説明できるかが問われます。審査員は文書の有無ではなく、日々の業務判断の中にリスクベース思考が根付いているかを確認しようとします。

説明のポイント
  • 組織がどのような内部・外部の課題を認識しているかを明確に述べる。
  • その課題からどのようなリスクと機会を導き出したかを具体的に挙げる。
  • 最近の業務改善やトラブルへの予防措置などを実例として挙げ、それらがリスク検討に基づいていることを示す。

日々の活動とリスクベース思考が結びついていることを、具体的な業務の文脈に沿って語ることが重要です。

まとめ:ISOの「リスク及び機会」を理解し、実効性のあるマネジメントを実現する

本記事では、ISO規格における「リスク及び機会」の定義から、特定、評価、対応に至る具体的なプロセスまでを解説しました。リスクとは単なる危険ではなく、組織の目的に影響を与える不確かさのことであり、プラスの側面である「機会」と表裏一体で捉えることが重要です。SWOT分析やリスク台帳などの手法を活用し、文書作成を目的化せず、自社の事業に本当に影響のある重要な項目に焦点を当てることが、形骸化を防ぐ鍵となります。まずは自社の内外の課題を整理し、そこからどのようなリスクや機会が派生するかを検討することから始めてみましょう。本記事で解説した内容は一般的な枠組みであり、個別の状況に応じた最適な対応を計画・実行する際には、必要に応じて専門家の知見を活用することもご検討ください。

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