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TISの脆弱性診断サービスとは?主要メニューと選ばれる理由を解説

経営リスクナビ編集部

巧妙化するサイバー攻撃への対策として、TISの脆弱性診断サービスを検討されているセキュリティ担当者の方も多いのではないでしょうか。自社の情報システムに潜むセキュリティ上の弱点を正確に把握し対策しなければ、情報漏えいや事業停止といった深刻なインシデントに繋がりかねません。この記事では、TISが提供する脆弱性診断の具体的なサービスメニュー、選ばれる理由、導入プロセスから料金体系までを網羅的に解説します。自社のセキュリティ課題に最適なソリューションを見つけるための判断材料としてご活用ください。

TISの脆弱性診断サービス概要

豊富なメニューで課題を解決

巧妙化・高度化するサイバー攻撃の脅威から事業を守るためには、自社の情報システムに潜む脆弱性(セキュリティ上の弱点)を正確に把握することが不可欠です。TISの脆弱性診断サービスは、企業の多様なセキュリティ課題に対し、包括的かつ実践的な解決策を提供します。

診断対象は、Webアプリケーションやネットワークインフラといった従来の情報システムの根幹から、最新技術を用いたシステムまで幅広くカバーしています。これにより、各企業は事業形態やシステム環境に最適な診断を選択し、効果的なリスク管理を実現できます。

TISがカバーする主な診断領域
  • Webアプリケーションやネットワークインフラ
  • スマートフォンアプリやクラウド環境
  • IoT機器やブロックチェーン技術を用いたシステム

TISの診断は、ツールによる自動診断とセキュリティ専門家による手動診断を組み合わせたハイブリッド方式を基本としています。この方式により、ツールだけでは見逃しやすいビジネスロジックの欠陥や複雑な権限設定の不備など、システム固有の脆弱性を高精度で検出します。診断から改善策の提案、対策後の再診断までをワンストップで提供し、企業の強固なセキュリティ基盤構築を支援します。

主要な4つの診断サービス

Webアプリケーション診断

Webアプリケーション診断は、WebサイトやWebサービスに潜む脆弱性を特定し、情報漏えいやデータ改ざんといったリスクを未然に防ぐサービスです。TISでは、自動化ツールと専門技術者の手作業を組み合わせたハイブリッド診断を標準で提供します。これにより、広範な脆弱性を網羅的に検出しつつ、システムの仕様に起因する複雑な論理的欠陥まで深く調査することが可能です。

特に、重要なシステムをインターネットへ公開する前には、手動診断を含むハイブリッド診断が強く推奨されます。ツールでは発見が困難なビジネスロジックの脆弱性を洗い出すことで、より安全なサービス提供を実現します。企業の予算やスケジュールに応じて、診断範囲を絞ったライト診断や、AIを活用した自動診断といった柔軟なプランも選択できます。

ネットワーク診断

ネットワーク診断は、企業のサーバー、ルーター、OS、ミドルウェアといったプラットフォーム層に存在する脆弱性を検出するサービスです。セキュリティ設定の不備や、サポートが終了した古いソフトウェアの使用に起因する既知の脆弱性を特定し、不正アクセスや内部からの情報漏えいリスクを評価します。

診断は、ツールと手動を組み合わせたハイブリッド方式に対応しており、精緻なリスク評価が可能です。インターネットからアクセス可能な外部ネットワークだけでなく、社内などの内部ネットワークも診断対象とすることで、境界防御を突破された後の侵入拡大(水平展開)のリスクも評価します。また、クレジットカード業界のセキュリティ基準(PCI DSS)で求められる定期的なスキャンにも対応し、企業のコンプライアンス遵守を支援します。

ペネトレーションテスト

ペネトレーションテストは、実際の攻撃者が用いる手法や思考を模倣してシステムへの侵入を試みる、実践的なテスト手法です。個々の脆弱性を指摘するだけでなく、それらを組み合わせることで「実際にどのような被害が発生しうるか」をシナリオベースで検証します。これにより、企業の防御・検知・対応能力といった総合的なセキュリティ対策の実効性を客観的に評価できます。

ペネトレーションテストのシナリオ例
  • 外部公開されたVPN機器の脆弱性を利用し、内部ネットワークへの侵入を試みる
  • マルウェア感染を想定し、Active Directoryサーバーの管理者権限奪取を試みる
  • 従業員への標的型メール攻撃によって機密情報の窃取を試みる

TISでは、顧客の懸念に合わせて事前に定義されたシナリオパッケージを用意しており、ゼロからテスト内容を設計する手間なく、特定の脅威に対する耐性を迅速に検証できます。このテストを通じて、システム上の弱点だけでなく、運用体制や監視ルールの不備といった組織的な課題も明らかにし、より実効性の高いセキュリティ強化策へと繋げます。

web3セキュリティ診断

web3セキュリティ診断は、ブロックチェーン技術を活用したシステム特有のセキュリティリスクに対応する専門サービスです。特に、ブロックチェーン上で契約を自動実行するスマートコントラクトの脆弱性は、暗号資産の流出など致命的な被害に直結するため、専門家による診断が不可欠です。

このサービスでは、開発の初期段階から組み込める自動コードレビューと、web3に精通した専門技術者による手動のプロフェッショナルレビューを組み合わせて提供します。自動レビューで開発者の負担を軽減しつつ、手動レビューでツールでは発見が難しい論理的な欠陥を検出することで、高いセキュリティ品質を確保します。TISが従来のWebシステムで培った監査・診断実績を活かし、コンサルティングから実装支援、厳格なレポート作成までをワンストップで提供し、企業の安全なweb3ビジネスの推進を支援します。

TISが選ばれる3つの理由

専門資格を持つ技術者の高品質な診断

TISのサービス品質は、高度な専門資格を持つ技術者によって支えられています。最新の攻撃手法や防御技術に精通したエンジニアが、その深い知見に基づいて診断を行うため、複雑なシステム環境でも正確かつ網羅的なリスクの洗い出しが可能です。

TISの専門性を示す主な資格・認定
  • PCIデータセキュリティスタンダード(PCI DSS)の認定審査機関(QSA)
  • PCIデータセキュリティスタンダード(PCI DSS)の認定スキャンベンダー(ASV)
  • 経済産業省策定「情報セキュリティサービス基準」適合

特に、クレジットカード業界の国際基準であるPCI DSSの審査機関・スキャンベンダー双方の資格を保有する企業は国内でもごく少数であり、TISのサービスが国際的な高い水準にあることを証明しています。ツールによる自動診断の結果も、専門家がシステムの仕様やビジネスの文脈を考慮して精査するため、誤検知が少なく、本当に対応が必要な本質的リスクのみを特定できます。

900社以上の豊富な導入実績

金融、公共、製造、流通など、幅広い業界における900社以上の豊富な導入実績が、TISの信頼性の証です。長年のサービス提供で蓄積した膨大なノウハウと事例データを基に、各業界特有のセキュリティ要件や規制を深く理解したうえで、最適な診断プランを提案します。

例えば、厳格な個人情報保護が求められる金融業界と、システムの継続的な稼働が最優先される製造業界では、セキュリティ対策の焦点が異なります。TISは過去の類似事例の知見を活かし、業界特有の脆弱性パターンにも鋭く切り込みます。また、大規模で複雑なシステム診断においても、関係部署との円滑な調整や業務影響の最小化といった、実績に裏打ちされた高いプロジェクト推進力で、スムーズなセキュリティ対策の実行を支援します。

ニーズに合わせた柔軟なサービス提供

企業の多様なニーズ、予算、スケジュールに合わせてサービスを柔軟に構成できる対応力も、TISが選ばれる理由の一つです。一律のパッケージではなく、診断の目的や対象のリスクレベルに応じて最適なアプローチを提案するため、限られたリソースで最大のセキュリティ効果を得ることが可能です。

基本のWebアプリケーション診断やネットワーク診断に加え、特定の技術領域に特化したメニューも豊富に用意しています。これにより、企業のIT環境の変化に迅速に対応します。

多様な診断メニューの例
  • スマートフォンアプリ診断
  • クラウド環境設定診断
  • IoT機器診断
  • オンサイト診断(非公開システム向け)
  • 診断ツールの導入・内製化支援コンサルティング

ペネトレーションテストにおいても、シナリオ選択が可能なパッケージ方式を採用することで、従来は高額だった実践的なテストを導入しやすくしています。企業の個別課題を丁寧にヒアリングし、最適化された検証プロセスを構築することで、企業のセキュリティ戦略の進化を強力に後押しします。

導入から報告までの流れ

ステップ1:問い合わせ・ヒアリング

診断プロセスは、お客様からのお問い合わせから始まります。診断目的、対象システムの概要、予算といった前提条件をヒアリングし、クラウド利用の有無などの詳細を確認します。これらの情報に基づき、最も費用対効果の高い診断手法と対象範囲をご提案します。この初期段階での丁寧なすり合わせが、診断全体の精度を高める土台となります。

ステップ2:診断の準備と実施

ヒアリング内容に基づいて合意した計画に沿って、診断の準備と実施に移ります。テスト環境の調整や必要なアカウント情報のご提供、ファイアウォール設定の一時的な変更など、事前準備を共同で行います。準備完了後、自動スキャンツールと専門技術者の手作業によるハイブリッド方式で脆弱性を探索します。診断中に深刻な問題が発見された場合は、速やかに対処できるよう緊急速報でご報告します。

ステップ3:報告書の提出と報告会

診断完了後、検出された脆弱性の詳細、深刻度評価、具体的な修正方法を網羅した診断結果報告書を提出します。報告書は、経営層向けのリスク概要と、開発者向けの技術的な詳細情報で構成されています。ご要望に応じて、専門技術者が診断結果を直接解説する報告会を開催し、質疑応答を通じて対策の優先順位付けなどを支援します。

ステップ4:診断後のアフターフォロー

報告書の提出後も、手厚いアフターフォローを提供します。お客様が報告書に基づいて脆弱性の修正を実施した後、その対策が正しく行われたかを確認するための無償再診断を行います。このプロセスにより、問題が確実に解消されたことを客観的に確認でき、安心してシステムを運用することが可能になります。

診断を円滑に進めるための事前準備と社内調整

脆弱性診断の効果を最大化するには、お客様側での事前準備と社内調整が非常に重要です。主に、テスト環境の準備と、関係部署との連携が必要となります。

円滑な診断のための事前準備と社内調整
  • 本番環境への影響を避けるため、本番と同等の構成を持つテスト環境を用意する
  • 管理者や一般ユーザーなど、複数の権限レベルに応じたテスト用アカウントを準備する
  • 診断による通信が異常検知されないよう、ネットワークやセキュリティの担当部署と事前にスケジュールを共有する
  • 診断元からのアクセスがブロックされないよう、ファイアウォールやWAFなどの設定を一時的に調整する

これらの準備を事前に行うことで、診断作業の遅延や予期せぬトラブルを防ぎ、限られた期間内で質の高い診断を実現できます。

料金体系の目安

個別見積もり制と参考価格

TISの脆弱性診断サービスは、診断対象システムの規模や複雑さに応じた個別見積もり制を採用しています。これにより、画一的なプランではなく、各企業の状況に最適化された過不足のない診断を適正な価格で提供します。事前に画面遷移図などのシステム情報をご提供いただくことで、より正確な見積もりが可能です。

参考価格として、小規模なWebサイトのWebアプリケーション診断であれば数十万円から実施可能な場合があります。一方で、決済機能などを持つ大規模なECサイトでは、診断対象のページ数や機能の複雑さに応じて数百万円規模となることもあります。自動ツールのみの診断は比較的安価ですが、専門家による手動診断を含むハイブリッド方式は、技術者の工数がかかるため高くなります。

診断対象の範囲と料金の変動要因

診断料金は、主に診断対象の範囲と機能の複雑さによって変動します。費用を最適化するためには、新規開発した機能や、個人情報を取り扱う重要な機能に診断対象を絞り込むといった優先順位付けが効果的です。

料金の主な変動要因
  • Webアプリケーション診断: 診断対象となる機能数や画面数、その複雑さ
  • ネットワーク診断: 対象となるIPアドレスやホストの数
  • ペネトレーションテスト: 選択する攻撃シナリオの数や難易度

よくある質問

Q. 診断にかかる期間の目安は?

診断期間は対象システムの規模や診断内容によって異なりますが、一般的なWebアプリケーションのハイブリッド診断の場合、準備から報告書の提出まで3週間から1ヶ月程度が目安です。内訳としては、ヒアリングと準備に数日、実際の診断作業に数日から1週間、結果分析と報告書作成に1〜2週間程度を要します。緊急の場合は特急対応プランもご相談可能です。システムのリリース予定日から逆算し、十分な余裕を持ったスケジュールでご依頼いただくことをお勧めします。

Q. ペネトレーションテストと他の診断の違いは?

脆弱性診断がシステムの「健康診断」であるのに対し、ペネトレーションテストは「侵入実験」に例えられます。両者は目的とアプローチが根本的に異なります。

比較項目 脆弱性診断 ペネトレーションテスト
目的 システムに存在する脆弱性を網羅的に洗い出す(網羅性重視) 特定の目的(情報窃取など)を達成できるか検証する(目的達成重視)
アプローチ 既知の脆弱性パターンに基づき、個別の弱点を検査 攻撃者の思考を模倣し、複数の脆弱性を組み合わせて侵入を試行
評価対象 システム構成要素(アプリ、NW等)の技術的な弱点 システムの防御・検知・対応能力など組織全体のセキュリティ耐性
脆弱性診断とペネトレーションテストの比較

Q. 脆弱性が発見された場合のサポートは?

脆弱性が発見された場合、問題を指摘するだけでなく、修正に向けた具体的なサポートを提供します。報告書には、開発担当者が修正作業を行うための具体的な対策案やコード例を記載します。さらに、標準サービスとして修正後の無償再診断が含まれており、対策が正しく完了したことを専門家が確認します。これにより、確実なセキュリティレベルの向上を実現できます。

まとめ:TISの脆弱性診断で自社のセキュリティ体制を強化する

TISの脆弱性診断サービスは、専門資格を持つ技術者による高品質な診断と900社以上の豊富な実績を強みとし、Webアプリケーションからweb3まで多様なシステムのセキュリティ課題に対応します。ツールと専門家の手動診断を組み合わせたハイブリッド方式により、システム固有の脆弱性を高精度で検出し、具体的な対策までをワンストップで支援します。サービスを選定する際は、網羅的な脆弱性の洗い出しだけでなく、ペネトレーションテストのように実際の攻撃シナリオを想定して組織全体の対応能力を評価することも重要な判断軸です。まずは自社のシステム資産と想定されるリスクを整理し、診断の目的を明確にした上で専門家に相談することから始めるとよいでしょう。発見された脆弱性への対応は、その深刻度や事業への影響を総合的に評価し、優先順位を付けて進めることが不可欠です。個別のシステムに最適な診断計画は、専門家との詳細なヒアリングを通じて決定することが重要となります。

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